塩麹や甘酒など健康と美容にいいと、発酵食品が話題になっています。
そのなかでも、酒粕や日本酒に含まれている成分が、健康面や美容面でも優れているという研究が進められ、優れた効果が明らかになってきました。
この優れた成分を多く含む酒粕について、その栄養価や成分、また美容効果にはどのようなものがあるのか、お伝えしたいと思います。
酒粕とは
酒粕は、日本酒を製造する過程でできるものです。
お米を発酵させて、できた固形物がもろみです。
そのもろみを搾ったものが日本酒で、残った搾りかすが酒粕なのです。
酒粕を言えば、それぞれいろんな形をイメージされるのではないでしょうか?
酒粕には、大きく3種類に分けられるのです。
搾ったままの状態で、平たく切り分けたものが「板粕」、板粕を粒状に分けたものが「バラ粕」、板粕やバラ粕に水や焼酎などを練り込み、数か月熟成させたものが「練り粕」です。
酒粕の成分
酒粕には、健康や美肌効果のある栄養価の高いさまざまな成分が多く含まれています。
タンパク質
筋肉を作る働きがあります。
ほかにも代謝を促進させる働きもあり、体の抵抗力を高めます。
さらにこのたんぱく質にはレジスタントプロテインと呼ばれる成分が含まれていることがわかりました。
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ビタミンB1
筋肉、神経組織、心臓の働きを正常に保とうとする働きがあります。
ピリドキシン
老化防止の働きのある核酸の働きを促進します。
パントテン酸
体の抵抗力を高めます。
食物繊維
便秘解消に効果があります。
そして血圧・血糖値・コレステロール値・中性脂肪を正常に保とうとする働きがあります。
他にもガン予防・認知症予防・動脈硬化予防の働きのある成分をたくさん含んでいます。
さらに、酒粕には美白効果のある3つの有効成分が含まれているのです。
酒粕の美白効果
酒粕の3つの美白成分は・・・
アルブチン
チロシナーゼの働きによって、シミのもとになるメラニンが酸化して、メラニンが黒色化します。
これがシミの元となります。
関連:シミ・そばかすの原因と対策~すべてはメラニンが天敵だった~
アルブチンは、チロシナーゼの生成を抑えて、メラニンの黒色化を防ぐ働きがあります。
そのため、「肌の漂白剤」と言われるほどの優れた美白効果があります。
コウジ酸
メラニンの生成を抑制する働きがあります。
また、タンパク質と糖が加熱されてできる、老化の原因物質と考えられているAGEs(終末糖化産物)の働きも抑制することがわかっています。
フェルラ酸
ポリフェノールの1種です。
抗酸化作用が強く、アンチエイジングに効果を発揮します。
さらに、シミ・そばかすの原因となるメラニン色素の生成に関わるチロシナーゼの活性を阻害します。
この3種類の成分は、酒粕の美白効果の中でも大きな役目を果たしている成分です。
そのほかにも、酒粕には100種類以上の酵素が含まれていて、体の内面からの美白効果を発揮しているのです。
最後に…
昔から日本酒を作る杜氏さんには、美肌の持ち主が多いといわれています。
この美肌の原因が、酒粕にも含まれているさまざまな酵素の働きによるものだったのです。
日本酒から作られる副産物である酒粕を活用して、あなたも美肌を目指してほしいです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
他にも、肌荒れやスキンケアに関する予防法や改善策、最新の美容情報などを配信していますので合わせて読んでいただけると幸いです。
出典元:http://calori.jp
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