若い頃は肌が美白なんて言われていたのに、歳を重ねるうちになんだか肌が浅黒く感じている方がいるのではないでしょうか?
それは、肌の「黄ぐすみ」と呼ばれるものです。
この黄ぐすみは自分では気づかないうちに、いつのまにか年齢を重ねることによっても起こります。
すべての原因は紫外線なのですが、肌の黄ぐすみが起こってしまうメカニズムを解説します。
そして「黄ぐすみを予」防するには、何をすれば良いのかについても一緒に見ていきましょう。
肌の黄ぐすみの原因
肌は年齢を重ねることで、明るさが押さえられてしまい、肌色の黄色味が強くなってしまいます。
肌色の変化だけではなく、さらに肌が黄色くすんでしまうことがあります。
これが、肌の黄ぐすみなのです。
黄ぐすみの主な原因は「紫外線・色素沈着・血行不良」です。
紫外線をあびると、肌が赤くなったり、黒くなったりする日焼けが引き起こされます。
これは紫外線が表皮に届き、メラニンが生成されることによって、肌が黒くなってしまいます。
この表皮の日焼けは、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)によって、4週間程度でもとの肌色に回復していきます。
ところが紫外線が表皮のさらに奥の真皮に到達してしまうと、真皮のタンパク質が糖化して黄色くなってしまいます。
真皮の日焼けによって、肌が黄色くなってしまうのです。
表皮のターンオーバーは4週間程度ですが、真皮のターンオーバーは、なんと10年単位と言われています。
つまり肌は紫外線を浴びれば浴びるほど、ターンオーバーでの回復が間に合わず、黄色みが増していく「黄ぐすみ」が進んでいくということなのです。
なのでこの黄ぐすみになってしまわないように、日々の中で予防していく必要があります。
肌の黄ぐすみの予防法
紫外線の影響が大きいので、紫外線対策が重要です。
紫外線にはUVα波とUVβ波があります。
黄ぐすみの原因になるのは、真皮まで届くUVα波です。
UVα波を防ぐには、普段から適切な日焼け止めを使うことがポイントです。
日焼け止めには効果を示すのに、SPFとPAの表示があります。
UVα波への効果は、PAで+と表示されています。
最大で4+ですが、+の数が多いほど、UVα波への効果は高いです。
しかし効果の高いもの(+の数が多いもの)を長時間つけると、湿疹などかぶれなどのおそれがあります。
日常生活では、2+や3+程度を使用し、炎天下のレジャーでは4+を使用するなど、日焼け止めの使い分けも大切です。
また、日焼け止めの塗り方にもポイントがあります。
基本的な使用量は、顔全体で500円玉程度の量が必要です。
しかしいきなりそれだけの量を手に取り、塗ると、塗りムラが出てしまいます。
なので少量ずつ、丸くした手のひらに取り出し、肌を包むようにポンポンと優しく肌にのせるようにするといいです。
そのあとで、塗り残しやすい小鼻や眼尻、耳の後ろなどに中指と薬指で優しく塗るのがポイントです。
日焼け止めを兼ねた下地クリームを使っている方もいると思いますが、日焼け止めが肌に浸透するまで15分ほどはメークや日の当たる場所に出ることを待つことも大切です。
また、食事面での影響も肌に現れます。
甘いものが好きで、あまり野菜類を摂らないと、血液中の余分な糖分が体内のタンパク質や脂質が糖を結びつき、糖化生成物(AGEs)を生成してしまいます。
この糖化生成物(AGEs)が、黄ぐすみを引き起こしてしまいます。
黄ぐすみ予防にも、バランスのとれた食事は重要です。
関連:肌荒れの原因となる食べ物と改善される食べ物~食事レシピ15選
血行不良も黄ぐすみを感じさせてしまいます。
適度な運動をすることで、血流がよくなり、黄ぐすみ対策となります。
また、質のよい睡眠を6時間以上取ることで、肌の代謝がよくなります。
関連:基礎代謝を簡単に上げる方法…体質改善するための6つのこと
最後に…
紫外線の真皮への影響が、黄ぐすみにつながっていきます。
若々しい肌のための黄ぐすみには、第一に紫外線対策をして予防すること、そして食事や運動、睡眠に気をつけることがポイントです。
10年後の自分のために、小さな努力を重ねていきましょう。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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